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2005年度火薬学会秋季大会レビュー

総評

火薬学会西部支部長
九州工業大学大学院工学研究科 中村 英嗣

火薬学会2005年度秋季研究発表講演会は,2005年11月17日(木),18日(金)の両日に,北九州市北九州テクノセンターにおいて開催された。本年度の研究発表の総数は56件,特別講演が1件で,その他に平成16年度の火薬学会賞受賞講演3件が行われた。参加者は名誉・永年会員3名を含めて129名で,昨年の松山大会と比較すると,講演数で10件,参加者で22名上回り,盛会の中で活発な議論が繰り広げられた。

研究発表の内容は,衝撃波を含む爆薬・爆ごう(発表件数20件)に関するものが多く,次いで推進薬・発射薬(14件),燃焼・分解(7件),火工品・煙火(6件),環境安全(5件),爆発加工(4件)であった。特別講演は「宇宙機器の大エネルギー化・高電圧化に向けた課題」と題する九州工業大学工学部教授,同大学宇宙環境技術センター長の趙孟佑先生の講演であった。今年も講演数が多く,講演が2会場で行われたために他会場が聴講できなかったことなど,運営上では改善の余地がある。

懇親会は会場内のレストラン「味工房かず」で行われ,出席者は82名であった。小川会長の挨拶,手束永年会員の乾杯の後に宴が始まり北九州の料理に舌鼓をうった。恒例の福引きも永石支部幹事の司会で行われ,充分楽しみながら盛況のうちに閉会となった。

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