[火薬学会][学会活動][企画委員会]

火薬学会の将来像
−将来構想委員会で行ったアンケート結果−
(Furture of our Japan Explosives Society)
委員長 越 光男 

将来構想委員会では過去3年にわたって今後の火薬学会の進むべき方向について議論を重ねてきましたが、これらの議論により得られた結論のひとつは、火薬学の周辺領域とのタイアップが今後の火薬学会の発展にとって必要不可欠であるということです。そこで、火薬学と関係の深い領域の方々が火薬学会をどのように見ておられるか、アンケートを実施することにしました。

アンケートは、年会などの火薬学会の行事には必ずしも参加されていない方(一部参加されている方も含む)で、火薬学と密接に関連する領域でアクティブに活躍されている大学・研究所の研究者27名、企業・煙火関係者27名を対象として行い、大学・研究所関係者11名、企業・煙火関係者10名より回答をいただきました。回答には大変貴重なご意見が述べられており、今後の火薬学会の方向性を考える上で有用であると思われますので、以下にこれらのご意見を紹介させていただきます。

ご回答いただいた21名の方々にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

アンケート集計結果
A.企業・煙火関係 (10人)
1. 貴殿の主要な職務と仕事上のご興味をお書き下さい.
  • つい最近現役を引退しましたが,これまで山岳トンネル工事の指導をしておりました.その関係で爆破(発破)掘削技術に高い関心を持っています.
  • トンネルに関する開発研究,安全・環境保全に関する研究
  • (1)トンネル現場の施工・安全管理および発破技術の開発
    (2)消費者(現場)のニーズにあった火薬類および発破方法・パターンの研究
  • 特に発破技術について興味
  • エアバック用ガス発生剤の開発
  • (1)自動車用安全部品であるエアバッグ及びプリテンショナー用のガス発生器の開発
    (2)有用な燃焼剤,燃焼のシミュレーション,着火過程につき興味あり.
  • 煙火の安全性向上・現在に無い燃焼反応の追求
  • 火薬類取扱いの安全について
2. 火薬学会の活動についてどのようなことをご存知でしょうか?
  • 機関誌の発行,論文発表等
  • ほとんど理解していない.何か研究会か講演会がある程度.
  • 学会誌,論文,広報の範囲で理解している.
  • 発破専門部会員として活動している.
  • 浅く広く知っている積りですが,書き記すとなると難しい.
  • 「火薬学会誌」及び「Explosion」に記載されたもの以外殆ど知らない.
  • 年2回の学会開催他各委員会での検討を行っている.
  • 研究発表の会であり,私のような語学に弱い者にはわからない.もう少し日本語を大事にして,日本の技術向上にしたい.
  • 火薬関連の最新の情報を提供し,技術の普及活動を行っている.
3. 火薬学会に入っておられますか?
  • はい  7人
  • いいえ 3人
 3−1 火薬学会に入られた動機をお聞かせ下さい.
  • 導火管付き雷管を土木業界に初めて導入する際に,わが国の火薬業界のメーカーより輸入・消費阻止とも受け取れる質問状をいただいた.消費者の安全性をより高める火薬類の導入を何故拒むのだろう,もっと消費者の立場で火薬類の開発・消費が考えられないだろうか.この疑問を解決するには,学会に入会し多くの方の意見,業界の状況を知る必要があると共にもっと火薬についての知識を深めたいと考えた.
  • 石灰石鉱業協会が賛助会員となっている為
  • 職務上有効と判断したため
  • エアバッグ関係に着手したため
  • 友人に誘われて
 3-2 火薬学会の活動についての要望をお聞かせ下さい.
  • (1)先日,専門部会に出席させていただき非常に刺激を受けた.入会して日数も浅いことから情報不足ではあったが,このような交流は効果あるものと感じる。もっと頻繁に実施していただきたい.
    (2)学会の行事では,興味ある講演会が重なり出席できない場合が多く残念である.論文の枚数を制限せず,出席できない方にも情報が行き届くようなことはできないだろうか.たとえば,論文は,電子ファイル化し要旨・概要を学会で発表するなど.
    (3)調査不足ではあるが,文献,論文等の検索をシステム化していただきたい.
    (4)火薬類取締法が今日のグローバル社会に対応できるのか,見直す必要があるのではないでしょうか.例えば,“火薬”(Explosives)の定義にしても大きな差異がある.たとえ,業界に大きな利益をもたらすような火薬類が諸外国で開発されても,導入できないことが発生するのでは無いでしょうか.
  • 火薬類について規制緩和等行政への要望強化.
  • 火薬学会のHPはありますか?手軽に活動が分るシステムが欲しい.
  • (1)以前に比してテーマが増えたためか,若い人が多くなった.学生会員の参加を増やすため,学生会員の学会参加費や懇親会費を大幅に割引くこととしたらどうですか.
    (2)爆発による事故調査は火薬学会主体で行える様な体制が必要と思う.
  • 技術的な意見交換が多く持てるようにしたい.
4. 火薬学会の行事に参加されたことがありますか?
  • はい  7人
  • いいえ 3人
4-1 研究会・講演会
  • 年1回 2人
  • 年2回 2人
4-2
0回
1回
2回
5回
10回
春季年会
1人
2人
1人
1人
1人
秋季年会
1人
1人
2人
1人

(コメント)
  消費関係等については興味を持って聴いたが,それ以外は難解.旧交を温める目的の方が大きかった?

5. 火薬学会誌,EXPLOSIONをご存知ですか?
  • はい  9人
  • いいえ 1人
5-1 読まれたことはありますか?
  • はい  6人
  • 最近はない  1人
  • 学会誌は必要な時にめくる程度  1人
  • 自分の関係する所を読んでいる  1人
5-2 学会誌掲載の論文の内容についてのコメントをお願いします.
  • 専門分野が違うと判らない事があるのでコメントできない.
  • 学会誌として十分価値あるものと考えます.
  • 難し過ぎて理解できないので,興味がわかない.自分の勉強不足を痛感するのみで,かえって士気がなえてしまう.
  • 英文の論文はよく理解できない.
  • 高度な学問的なものは良く分りませんが,産業活動における火薬の利用については大いに参考になります.
6. 火薬学についてどのような点に興味をお持ちですか?
6-1 現在,火薬学についてどのような興味をお持ちですか?
  • 煙火関係の研究 2人
  • ANFO,エマルジョン爆薬の建設産業界での有効利用,弾性波探査用高々速度爆薬(ex. 8,000m/sec以上)
  • 安全
  • (1)エネルギー どのような分野で有効に使えるか模索している.
    (2)危険という概念を払拭したい.
    (3)より安全性を重視した火薬が開発できないだろうか.
  • 発破技術
  • 消費技術の改善・改良に結びつく新しい爆薬の開発.
  • 固体燃焼におけるバラツキ,着火のメカニズム.
  • 現代の経済産業活動では,ロケット,車,医療等,種々の分野で活用されているので,今後も期待しています.
6-2 火薬学に期待する未知の領域,未発達と思われる領域を挙げて下さい.
  • 煙火に関する現象等の数値化
  • 火薬学というより,爆破学(技術)において,未知,未発達の領域が多いと思います.極論すれば,現在の我国の爆破技術は経験工学(職人技術)の域を出ていないと考えます.
    (1)ガスが発生しない火薬
    (2)環境(振動・騒音)を配慮した火薬
    (3)岩石中における爆轟時の岩石の挙動
  • 消費技術の改善・改良に結びつく新しい爆薬に関連したコンピュータによる爆薬の合成.
  • 火薬エネルギーの利用領域:医療用以外の少量利用によるエネルギー利用(具体的アイテム欠乏)
  • 土木の発破に関し,取扱いの簡素化と,さらに安全に使用できる火薬類が開発されることを望みます.
7. 火薬学会に今後どのようなことを期待されますか?
7-1 現在,「高エネルギー物質ハンドブック」などを刊行していますがどのような刊行物を期待しますか?
  • 発破ハンドブックを更新中.これは良いと思います.
  • 高エネルギー物質に関する先人の積み上げた「データ集」を期待する.
7-2 現在,「計算機火薬学セミナー」を開催していますが,開催してほしいあるいは開催すべき研究や講習会がありましたらお書き下さい.
  • 爆破理論,実際の爆破
  • IT技術を応用した火薬現象の可視化により,分り易く,親しみやすい形ができないかと考えています.
7-3 火薬学会は今後どのような活動をすべきと考えますか?
  • 建設業に従事する技術者も興味の持てる活動.
    (1)活動(研究)する場所が限られているので,そのような場所を提供できるようなシステムを構築されたい.
    (2)消費者が望んでいる爆薬を開発できるよう指導していただきたい.
  • 火薬学と同時に発破技術の論議.
  • 一部の専門分野の人たちが浸っている集まりでなく,メーカーやユーザーも巻き込んだ形の気軽な団体にすること.底辺の拡大を図った上で,その組織力を活用することで大きなことが出来るのでは?
  • 火薬による破壊に関しては低コストであると思います.この分野で,都市における活用が進めば良いと思います.
8. 「火薬学会」という名称について,そのイメージなどコメントをお願いします.
  • 「火薬学会」イコール「破壊工学」というイメージがあり,ミリタリズムというかシビルの対極のイメージがあります.しかし,瞬発,膨大なエネルギー源である「火薬」の平和産業への使い道は多岐に亘ると考えます.デリケートな世界としても医学会にも繋がると思います.
  • 暗いイメージしか湧かない.警察,安全,防犯,管理,夜間...etc
  • 重厚な名称である.一般の方には近寄りがたいが,これで良いと考える.
  • 学会=アカデミック,という感覚を持つ人が多いと思う.従って研究サイドに位置する人達の集まり,という印象が一番強い.
9. 「火薬学会」という名称を変更するとしたら,どのような名称が適当かとお考えでしょうか.
  • 「火」の文字を変えたらいかがでしょう.(ex.「化薬」,「伽薬」,「華薬」)
  • 代案は浮かばないが,良い名前があれば検討してもよいのでは.
  • 変更する必要は感じないが,その代わりExplosionにより実際的な技術報告の様な記事を掲載して,火薬工業会誌当時の面影を復元して欲しい.
  • 「燃焼爆発学会」or 「高エネルギー物質学会」
10. その他,コメントがありましたらお聞かせ下さい.
  • 中途半端のコメントしかできませんので……又,煙火シーズンに入り,頭がオーバーフロー気味ですので…
  • 「火薬」が危険物であることは論を持ちませんが,危険防止の目的で整備した法律が技術発達の背景を考慮しない形で規制力を発揮し,為に「火薬」の利用の発展を妨げているとことがあると考えます.利用する側でも技術的にナンセンスな制約を受けて,トータルなコスト・ダウンの機会を逃しています.
  • 日本と外国との立場で考えるセクションがあっても良い.
  • 私は導火管付き雷管を導入し,これとANFO爆薬を組み合わせた発破システムを推進してきました.当初のANFO爆薬は,アンモニアガス発生抑制材を添加しておらず,非常に難儀し施工してきました.しかし,この時点において,酸化物を添加することによりガス発生は抑制されることがわかっていたにもかかわらず,日本の火薬メーカーは,酸化物を添加すると爆速が低下する工場実験のデータより,その添加したANFO爆薬の製造を見送る事となりました.消費者としてガスの発生と爆速の低下,ANFO爆薬の爆破効果,経済性等を考慮すると,爆速が低下したといわれているANFO爆薬を使う必要があると考え,酸化物を添加したANFO爆薬を試験的に製造し,坑道掘進に使用しました.その結果,ガス発生抑制効果は大きく,従来の爆薬のガス発生量に比べ約1/2に低下し(CO2は増加),爆破効果は以前のANFO爆薬と何も変わることがありませんでした.この結果から,現在ではこの酸化剤を添加したANFO爆薬が,大半の坑道掘進に採用されています.また,4,5年前より某日本の火薬メーカーとバルクエマルション爆薬のフィールド実験を含め実操業化にむけての実証実験を当社の現場で実施しているのですが,バルクエマルション爆薬は既に諸外国で開発され多くの実績があります.(1995-1998間に100kmのトンネルで使用)しかし,諸外国のこの発破システムの導入は,わが国の火薬類取締法では許されないことから,現法制下に準じた爆薬の開発を行っている状況にあるのです.(このバルクエマルション爆薬の取扱に関する法令も一部改訂実施中である)このように,工場実験のデータを実操業で検証しようとしない環境や規制により有効な爆薬の開発ができないなどの現状を改める必要があるのではないかと考えます.微力では有りますが,火薬学会のお役に立ちたいと考えております.
  • 火薬の消費技術の変化・進歩の足取りがプツンと切れてしまっている感じがする.「発破屋」が興味を示す様な記事を掲載することで会員の増加にも期待できるかも知れません.この意味でExplosionの編集に工夫をこらす必要があるかも知れない.

B.大学,研究所関係 (11人)
1. 貴殿の主要な学問分野と学問上のご興味をお教え下さい.
  • 燃焼学,安全工学
  • 掘削機械,岩石の時間依存性
  • 燃焼学,気相デトネーション
  • 化学反応動力学,エネルギー物質
  • 物理探査技術の資源探査以外の他分野への適用
  • 高速現象の計測,過度現象,物質ダイナミクスなど
  • 圧縮性流体力学,化学反応流,コンピュータシミュレーション
  • 燃焼:特にデトネーション,乱流火炎,二相燃焼,消火
  • 燃焼工学,環境とエネルギー
  • 岩盤力学,土木工学,地盤環境工学
2. 火薬学会の活動についてどのようなことをご存知でしょうか.
  • 会誌の発行,年会の実施
  • ほとんど知らない 3人
  • あまり知らない  2人
  • 良く知らないが,年会,学術講演会,見学会など.火薬類の規制に関する技術的な審査など.
  • 火薬学会の活動については残念ながらあまり存じませんが,Fragblast (Ont'e Jour, for. Blasting and Fragmentation)は購読しています.
3. 火薬学会に入っておられますか?
  • はい   2人
  • いいえ  8人
  • 現在入会手続中  1人
3-1 学会活動についてのコメント,要望などございましたらお書きください.
  • 小生を含め,凝縮系衝撃圧縮の研究者は日本高圧力学会,衝撃波シンポジウムがホームグラウンドとなってきたので,火薬学会の研究発表はしていない.前者は10月-11月ごろで,後者は3月にある.いずれも凝縮系は少数.年会2回以上は負荷が大きすぎるので,合同で開催するのなどは如何でしょう.
4. 火薬学会の年会で研究発表をなさっていますか.
  • はい   
  • いいえ  11人
4-1 どのくらいの頻度で発表されていますか?
-
4-2 年会の他の研究者の発表について,そのレベル内容分野についてのコメントをお願い致します.
  • 発表者が片寄っているように感じられる.
5. 火薬学会誌をご存じですか?
  • はい  8人
  • いいえ 3人
5-1 投稿されたことはありますか?ある場合はその頻度はどのくらいですか?
  • 薦められて過去に一度.EXPLOSONは計3度.
5-2 学会誌の掲載論文のレベル,内容,分野についてのコメントをお願い致します.
  • 良く読んでいる訳ではないのでコメントできません.
  • 存在することを知っているが,内容はしらない.
  • 良くみていないが,実学的には重要と思う.国際誌ではないので,投稿はしないと思う.レベルは不明.
  • 私としては,もっと投稿してよいとは思うが,内容や分野が明白でない.
  • 投稿者が片寄っているように感じられる.
6. EXPLOSION誌をご存知ですか?
  • はい  5人
  • いいえ 6人
6-1 EXPLOSION誌の内容について,コメントをお願い致します.
  • 名前を知っている程度です.
  • 面白いが一般的とは思わない.会員以外の一般雑誌としての道を探るかどうかによる.例えば,過去に関与したニューダイヤモンド(フォーラム)は,年間900万円かけて一般書店向けの装丁にしてある.しかし,10冊も売れないで,会員頒布のみ.しかし,それなりの求心力にはなっている.
  • もう少しinternationalになってもよいのでは.
  • 投稿者が片寄っているように感じられる.
7.「火薬学」とはどのような学問であるとお考えですか?
7-1 「火薬学」に必要な学問領域を挙げてください.
  • 反応動力学,輸送現象論,衝撃波科学,固体物性
  • おそらく物理+科学を含む,広い学問領域
  • 化学,熱化学,燃焼学
  • 化学反応の一種で,多量のエネルギーを放出する物質に関する学問
  • 物理化学,爆破工学,岩盤工学
  • 学問領域と考えるので,あらゆる学問が含まれる
  • 流体力学,熱力学,燃焼工学
  • 燃焼,衝撃波,航空宇宙
  • 燃焼工学,物理化学,流体力学
  • 破壊力学
  • 学会に参加し,中心で任っている人々の専門性,ネットワークからみて「火薬学」に縛られない方がいいのでは.
7-2 「火薬学」において未知の領域,未発達の領域を挙げてください.
  • 物理的考察
  • 火薬がエネルギーを放出する過程
  • 化学エネルギーから離れた高密度エネルギー分野,例えば,高密度高結合プラズマ,レーザープラズマ,強光子場科学,高強度場物理学,物質ダイナミクス,超高速破壊,極短パルスレーザー技術など.また,これらの応用技術の展開.
  • Biology,Nano region, Space
  • 後(跡)ガス処理,リスク評価
  • 製造産業への応用
8. 火薬学会に今後どのようなことを期待されますか?
  • 高密度エネルギー,超高速現象などの関連学会を大同団結するコア
8-1 現在「高エネルギーハンドブック」などを刊行していますがどのような刊行物を期待しますか.
  • 基本はテキスト
  • 工業的には,データ集が期待される
  • 良くみていないので分らない.火薬学の教科書はあるのか?
  • 高エネルギー場における詳細化学反応の取り扱い
  • 新しい学問領域を示す本
  • 部外者,大学院生向けのPR誌
8-2 現在火薬学会では「計算機火薬学セミナー」を開催しておりますが,このほかにどのようなセミナー,研究会を開催すべきでしょうか?
  • 物質ダイナミクス研究会
  • 対地雷とかのinformation,新しい学問領域のセミナー
  • 不安定物質,高エネルギー物質の分解等広い領域への計算機化学の応用
8-3 火薬学会はどのような領域に向かって発展すべきか,またどのような領域での発展が可能かについてコメントをお願い致します.
  • 高エネ物質の新しい利用分野開拓のアシスト,超高圧,高温を利用した材料合成,有害物処理...システムの超小型化など.
  • 難しいのですが,反応の精密なコントロール
  • 高エネルギー物質の化学物性,高速現象の物理
  • 純粋に学問的分野の領域がほしい
  • 物質ダイナミクスの関連分野.また,いっそのこと,防衛技術も表に出してはどうか?良く知らないですが,企業会員の産業としての対象は防衛関連が多いのではないか?
  • 新しい感覚とチャレンジが必要.失敗は失敗でチャレンジするべき.何にかには考えるべき.
  • 安全工学的見地からの火薬学の推進
  • 土木工事の低コスト化に向けた新工法の開発.爆発拡孔によるパイプラインの敷設,地盤改良など.
    火薬という用途からではなく,物質,高エネルギー反応,反応の熱的暴走など物質ハザード(エネルギーハザード)全域に向かって発展して欲しい.
8-4 そのほか,火薬学会についてコメントがありましたらお願い致します.
  • 岩盤掘削の分野では,今後10年間,発破の見直しがされる可能性が高い.
  • 火薬学会───┬─実用,応用面  
           └─基礎研究
  • 新入りで,ストラクチャーが良くわかりませんが,活動する人が限られているように思う.
9. 「火薬学会」という名称についてそのイメージなど,コメントをお願い致します.
  • わかりやすい.
  • とくに悪いとは思わない.
  • 多少即物的で学問分野としての発展性が感じられない.
  • 個人的には入会したいというイメージではない.
  • あまり一般向きではない.危険というイメージがある.
  • 古典的.例えばですが,窯業協会がセラミック協会に替わりましたが,学会としての(例えば会誌のレベル)位置は変わっていないように思います.結局は学術にしても産業にしても,活発なところを取り込めるか生み出せるかに掛かっていると思います.
  • 名称は,外に対してでなく,内に対して変える必要がある.つまり意識変革の一歩として.
  • かなり限定されたイメージを持つ.
  • 同じような研究をやっていても,「火薬」のイメージがあると投稿等をしにくい.
10. 「火薬学会」という名称を変更するとすればどのような名称が適当と考えられるでしょうか.
  • 名称は歴史や種々の背景を背負っているので,思い付きを言って申し訳ありませんが,「高エネルギー物質学会」あたりでしょうか.
  • 高エネルギー反応化学会
  • それ自身伝統ある学会だと思われるので,変更の必要はない.
  • とにかく変えた方がいいと思いますが...
  • 高エネルギー学会,高密度エネルギー学会
  • いますぐ思いつかないが,何かあるかもしれない.
    ブラスティングに対応する名称を含められませんか

  • などを包摂するような名称があるのでしょうか…
 

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