2005年度年会(春季研究発表会)並びに第64回通常総会は5月25,26日の両日にわたって,研究者多数の参加のもと,盛大に開催されました。本年は会場を江戸川区総合区民ホールに移し,国際学会であるISEM2005も26,27日に同会場にて開催されました。
研究発表会は,次の各分野(セッション)に分れ計36件の貴重なご発表がありました。詳細は各セッションレビューを参照していただきたいと思います。
1)燃焼・分解・反応
2)煙火
3)発破
4)爆発・衝撃・加工
5)安全・環境
6)エネルギー物質・爆薬
7)プロペラント
また,東京大学大学院工学系研究科の堀井秀之教授から「安心・安全な社会の構築」と題して,特別講演をいただきました。
通常総会では平成16年度事業報告並びに収支決算案,平成17年度事業計画並びに収支予算案,名誉会員・永年会員推薦などの5議案が審議され,全会一致で承認されました。今回名誉会員には山口梅太郎氏,永年会員には酒井洋氏及び原田忠昌氏が推薦・決定され,感謝状が贈呈されました。他に平成16年度火薬学会賞受賞者選定結果として,学会賞は中村英嗣氏(九州工業大学),奨励賞は中村雄一氏(日本油脂株式会社)及び加藤勝美氏(東京大学)に授与されることが報告されました。今後もさらなる研究の進捗が望まれます。
ISEM2005と共催で行われた恒例の懇親会には,現役の研究者・技術者に加え,多数の諸先輩方,海外の研究者のご出席のもと,新旧,老若,内外といった種々の交流が盛んに行われ,盛会となりました。
今回の年会が盛会裡に無事終了することが出来ましたのも,小川会長をはじめとする学会の方々のご指導並びにご尽力と,ご出席いただいた多数の会員の皆様のご協力によるものと,心より御礼申し上げ,全体ハイライトとさせていただきます。