2013年度 火薬学会 秋季研究発表会レビュー |
西部支部長
九州工業大学 中村 英嗣 |
火薬学会2013年度秋季研究発表講演会は、2013年12月12日(木),13日(金)の両日に,山口県下関市の海峡メッセ下関において開催された。本年度の研究発表の総数は45件,特別講演が2件で,参加者は名誉・永年会員3名,特別講演講師2名を含めて117名で,盛会の中で活発な議論が繰り広げられた。
研究発表の内容は,衝撃波を含む爆薬・爆ごう(発表件数15件)に関するものが多く,次いで,推進薬・発射薬(11件),燃焼・分解(10件),火工品(3件),環境安全(3件),煙火(2件),合成(1件)であった。特別講演は「リチウムイオン二次誕生の秘話」と題する(有)ハイバルの永浦亨氏と「バッチプロセスのリスクアセスメント」と題する三菱化学鰍フ中川昌樹氏の講演であった。 懇親会は海峡メッセ下関の5階のレストラン「シーガーデンうさぎ」で行われ,出席者は103名であった。新井会長の挨拶,吉田永年会員の乾杯の後に宴が始まり,下関の料理に舌鼓をうった。恒例の福引きも永石支部幹事の司会で充分楽しみながら行われ,三宅副会長の挨拶で盛況のうちに閉会した。 講演終了後の13日(金)午後からはカヤク・ジャパンの厚狭工場の工場見学,14日(土)9時からはエクスカーションとして萩市の歴史遺跡の見学が行われ,好評であった。 |
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