火薬学会が主催する最初の国際会議「ISEM2002」が平成14年5月15日〜17日に日本学術総合センターで開催された。今回は最初の国際会議であるため、環太平洋の国を中心に実施することとした。そのため、フィナンシャルサポートをする招待者は環太平洋諸国の研究者から選任し、アメリカ、韓国、中国から各2名の招待者が参加した。
発表件数は、招待者による特別講演4件、一般講演39件、ポスター発表28件で合計71件であった。参加者は180名強であった。海外からの参加者および発表申込者の国名はアメリカ、イギリス、インド、インドネシア、オランダ、韓国、タイ、台湾、中国、パキスタン、フランス、ベルギー、ポーランド、南アフリカ、ロシアであった。
開会式では経済産業省原子力安全・保安院木坂愼一保安課長、全国火薬類保安協会中村輝夫会長、米国イリノイ工科大学A. Tulis博士のご挨拶を頂いた。
火薬学会の初めての国際会議であり、不安も多かったが、火薬学会会員および関係者のご支援、ご協力ならびに運営に携わった方々のご尽力によりトラブルも少なく予想以上の成果が得られた。ISEMは今後2〜3年毎に定期的に開催する方向で検討されている。