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- 日 時:平成12年5月26日(金)10:00〜17:00
- 場 所:北とぴあ(北区王子1-11-1)
- 参加者:日本火薬工業会会員会社 25社の火薬類製造保安責任者及び本社の保安関係担当者並びに事務局(日本火薬工業会)計50名。
- 内容
- 顕在・潜在事故報告(司会:金澤技術保安部会長)
10社14事業所から潜在事故11件及び事業所内で問題になっている事柄2件が報告され,それぞれについて熱心な質疑応答並びに討論が行われた。今回提起された事業所内で問題になっている事柄は,各社共通の問題として認識され,その分活発な議論が交わされた。今後の研修会の方向を考える上で参考とすべき内容であった。
- 講演
演 題:「“ゼロ災考”」
講 師:吉富宏彦氏 日興技化(株)
昭和25年入社以降昭和60年代までの安全教育の変遷について,氏独自の経験と思考を交えた講演であった。現在の火薬類製造工場の保安レベルは如何なる位置づけにあるのかを,立前論,精神論を抜きにして,冷静に考える時期にあるとして,「安全」の質の向上の見地から,今までと違った新たな考え方,手法が必要ではないかとの課題を提案された。
「0災」を目標に掲げた活動は,達成したことに満足せず,それを維持することに注力すべきであることを説かれ,豊富な経験に基づいた内容と易しい事例を上げながらの講演は,含蓄の深いものであった。
- 課題発表
課 題:「日本工機(株)白河製造所の安全活動」
発表者:日本工機(株)白河製造所 上條安全管理室長
白河製造所の安全活動推進の実体について,図表や写真を随所に挿入し,非常に分かり易い発表が行われた。完璧と思われる保安システムは,製造保安責任者各位にとって非常に興味深いもので,時間の関係で質疑が途中で打ちきられたのは残念であった。
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