- 1.火薬に関する調査及び研究
- 各専門部会・委員会は下記のように部会を開催し研究,討論,見学会を実施した。
- ○第196回
- 平成13年5月16日(水)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 新委員に鳥飼委員(旭化成)。
- 摩擦感度試験に関する今後の検討方針についての議論。
- 12年度の会計報告。
- 黒田委員(日本工機)の退任。
- 12年度感度専門部会賞授与式及び記念講演(受賞者:奈良崎 宏,九産大)。
- その他
- ○第197回(第231回火薬研究会)
- 平成13年7月4日(水)13:00〜16:50
- 於 中大記念館285号室
- 講演
- 「無煙火薬ー今何を研究すべきか」
長田英世(火薬学会)
- 「無煙火薬の安定性」
木村潤一(防衛庁技研本部第1研)
- 「無煙火薬の爆発威力」
吉田正典(産業技術総合研究所)
- パネルディスカッション
- 出席者 新井部会長(座長),吉田正典,加藤一成(日本油脂),木村潤一,楢田敏寛(ダイセル),美矢裕史(旭化成)。
- ○第198回
- 平成13年9月28日(水)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 新委員に沖津委員(日本工機)。
- BAM式摩擦試験機用摩擦板・棒の品質の検討。
- 摩擦感度試験データの検討。
- その他。
- ○第199回
- 平成13年11月14日(水)13:00〜15:00
- 於 東京大学工学部1号館輪講室(408号室)
- 議事
- EXPLOSION誌への摩擦感度試験の学会規格改正案の投稿に関する報告。
- BAM式摩擦試験機用摩擦板・棒の品質の検討。
- その他。
- ○第200回
- 平成14年1月24日(木)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 新委員に廣崎(日本油脂)及び枩澤(日本化薬)各委員。
- 感度データ集の目次案の提出。
- 摩擦感度試験の板の規格化についての窯業業界への問い合わせに関する報告。
- 摩擦感度試験データの検討。
- 13年度感度専門部会賞の受賞候補者について検討。
- ISEM2002への講演要旨の投稿の募集。
- その他。
- ○第185回
- 平成13年5月11日(金)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 本年度見学会,講演会について検討。
- その他。
- 講演
- 「芸予地震の被害調査について」勝山邦久部会長(愛媛大学農学部)
- ○第186回
- 平成13年7月24日(火)〜25日(水)
- 於 日本化薬(株)厚狭工場会議室
- 議事
- 発破工学ハンドブック刊行の報告及び反省。
- その他。
- 見学会:日本化薬厚狭工場及び秋芳鉱業見学。
- ○第187回
- 平成13年9月4日(火)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 講演
- 「Momentum and wave approach to bench blasting understanding the basics]H.P.Rossmanith (ウィーン工科大学)
- ○第188回
- 平成13年12月7日(金)15:00〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- トンネル内での打ち掛け発破紹介。
- 火薬類使用の規制緩和について。
- その他。
- 講演
- 「ブラックバスの発破による駆除」金子 勝比古(北海道大学大学院工学研究科)
- 「発破雑感」西田 佑(火薬学会)
- 「最近の中国火薬事情」勝山 邦久(部会長)
- ○第189回
- 平成14年1月16日(水)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- ブラックバス分科会設置。
- 海外学会への協力検討。
- その他。
- 講演
- 「打ち掛け発破を利用したトンネル掘削について」井上博之(前田建設工業)
- 「発破を用いた人工液状化現象実験」河野 興(ダイノノーベル・ジャパン)
- 「NY/WTCの崩壊メカニズムの検討」加藤政利(五洋建設)
- ○第190回
- 平成14年3月27日(水)15:00〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 次年度見学会・講演会等検討。
- その他。
- 講演
- 「2002年ISEEに参加して」 橋爪 清(日本化薬)
- 「ブラックバス駆除発破について(中間報告)」宮村南峨生(カコー)
- ○第158回
- 平成13年5月30日(木)15:00〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 部会長挨拶。
- 前回議事録承認。
- 委員交代。小浦委員より有沢委員(1研),高橋委員より角谷委員(日油),松村委員より岡田委員(事務局),黒田委員より滝塚委員(日本工機)。
- 見学会報告。(4月13日防衛庁1研見学)。
- 火薬研究会について。
- その他。
- ○第159回
- 平成13年7月4日(水)13:00〜16:50
- 於 中大駿河台記念館 285号
- 前出,第197回感度部会と合同の231回火薬研究会。
- ○第160回
- 平成13年9月14日(木)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 部会長挨拶。
- 前回議事録承認。
- 火薬研究会の報告。
- ステップアップシンポジウムにについて。
- 見学会について。
- その他。
- ○第161回
- 平成13年11月14日(木)15:00〜17:00
- 於 東京大学工学部1号館408号室
- 議事
- 部会長挨拶。
- 前回議事録承認。
- 見学会報告,10月26日東京電力福島第一原子力発電所の見学について報告。
- 吉田部会長より中国遺棄化学兵器廃棄プロジェクトについて話題提供。
- その他。
- ○第162回
- 平成14年1月21日(月)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 部会長挨拶。
- 前回議事録承認。
- 見学会について。
- 平成13年度火薬類の爆発リスク対策殉爆実験結果について,部会長より話題提供。
- その他。
- ○第163回
- 平成14年3月7日(木)14:30〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 議事
- 部会長挨拶。
- 前回議事録承認。
- 宮原委員辞任承認。
- 見学会について。
- 産総研グループにおける近年のレーザー衝撃波実験について岡田委員より概要説明。
- その他。
- ○第92回
- 平成13年4月19日(火)10:00〜17:00
- 於 宇宙科学研究所 A棟 7,8 F会議室
- 研究会:プロペラント用語の解説について検討。
- 講演会 「Mechanism of nitramine thermal decomposition analyzed by OZAWA method]
Dr.Xinrui Li (Nanjing University of Science and Technology
- 宇宙科学研究所見学。
- ○第93回
- 平成13年7月27日(金)13:00〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 講演 「AIAA Propulsion Conference 報告」田中 雅文(防衛大)
- 関連報告久保田浪之介(部会長)
- 研究会:部会長報告。
- ○第94回
- 平成13年10月9日(火)13:00〜19:00
- 於 宇宙科学研究所 A棟 8 F会議室
- プロペラント専門部会委員会。
- 講演 「Ignition Stability of Solid propellants]
Prof. Vladimir Zarko (Siberian Branch of the Russian Academy of Sciences,
Institute of Chemical Kinetics and Combustion)
- ○第95回
- 平成13年12月14日(金)13:00〜17:00
- 於 日本火薬工業会会議室
- 講演会
- 「ロケットモータの IM(Insensitive Munition)評価試験について」 永井 龍一(三菱電機)
- 「28th IPS(International Pyrotechnics Seminar)に出席して 駒井 巌(日本油脂),青木一郎(細谷火工)
- 研究会:部会長報告。
- ○第96回
- 平成14年1月29日(火)13:00〜17:00
- 於 宇宙科学研究所 A棟 2F大会議室
- プロペラント,火工品,煙火専門部会合同講演会。
講演 「プロペラントの燃焼(W)」久保田浪之介(部会長)
- プロペラント専門部会委員会。
- 宇宙科学研究所見学。
- ○第97回
- 平成14年2月26日(火)13:00〜17:00
- 於 宇宙科学研究所 A棟 8F 会議室
- プロペラント専門部会委員会。
- 講演会
- 「マグナリウムによるAP系固体推進薬の低公害化に関する研究」 羽生宏人(宇宙研)羽生宏人(宇宙研)
- 「宇宙研における推進薬着火研究についての歴史的背景」 原山美知子(岐阜大)
- 「宇宙研における推進薬研究の経緯」 霜田正隆(宇宙研)
- 火工品関係の部会を4回,このうち2回はプロペラント部会および煙火部会との共催で行った。
- 部会の内容は,講演会として,(1)プロペラントの燃焼(2回),(2)宇宙火工品,(3)国際学会の内容報告,(4)専門学会誌レビューであった。工場は日油技研工業川越工場,研究所は宇宙科学研究所をそれぞれ見学した。また,煙火部会との共催で,若手の参加を目的とした火工品および煙火の基礎科学のセミナーを2日間に亘って開催した。
- ○第5回
- 平成13年9月20日(水)14:30〜17:00
- 於 東京大学工学部11号館 4F
- 議事
- 部会テーマ討議。
- 煙火消費事故内容紹介。
- 国際花火シンポジウム紹介。
- 国連煙火輸送分類について。
- ○第6回
- 平成13年11月29日(水)13:00〜17:00
- 於日本火薬工業会会議室
- 議事
- 火薬学会講演会煙火関連発表の紹介。
- 文献紹介(J. of Pyrotechnics N0.14)。
- 煙火製造並びに消費時の問題点について討議。
- 新型煙火の話題提供。
- 「エネルギー物質の科学」輪読と討議。
- その他。
- ○第7回
- 平成14年1月29日(火)13:00〜17:00
- 於 宇宙科学研究所
- プロペラント,火工品と合同部会。
- 講演
- 「プロペラントの燃焼」久保田浪之介(プロペラント部会長)
- 見学:宇宙科学研究所
- ○第8回
- 平成14年3月20日(水)13:00〜21日(木)12:00
- 於 伊香保温泉岸権旅館。
- 火工品部会と合同。
- 講演
- 「煙火組成物の着火性,燃焼性」畑中修二(部会長)
- 「4尺玉の開発」本田正憲(片貝煙火)
- 「固相燃焼」中村英嗣(九工大)
- 引き続き討論。
- ○第47回
- 平成13年4月19日(木)15:50〜16:30
- 於 横河アナリティカルシステム社会議室
- 議事
- 火薬に関する国際シンポジウムの紹介。
- 火薬類の分析に関する本について。
- 見学会について。
- 終了後,社内見学。
- ○第48回
- 平成13年6月14日(木)13:30〜17:00
- 於 防衛庁第一研究所会議室
- 議事
- 委員の交代。
- ステップアップシンポジウムのテーマについて討議。
- 火薬分析ハンドブックについて最終討議。
- 火薬学会環境安全委員会について。
- 専門部会活動の見直しについて。
- その他。
- 終了後,所内見学。
- 約3年間30回以上の会合を持ち,学会の将来展望,活性化のために議論してきた。その結果
- (1)関係分野との協力,(2)国際化の推進,(3)若手研究者の育成が重要と考えられる。
- このため,より実行力のある企画委員会の設置を提案したい。そして定常的な作業を行うWGを設置する(ホームページ,セミナーWG等)。 また,新しい領域の研究論文の投稿を可能にするため,学会誌の名称を「エネルギー物質科学とその応用」に変更することを提案する。
- 平成13年6月11日〜14日 ドイツOECD-IGUS-EPPWG会議に委員2名派遣。
- 平成14年3月18日〜23日 フランスOECD-IGUS-EOSWG会議に委員2名派遣。
- 平成13年7月31日(火)10:00〜12:00
於 中央大学駿河台記念館360号室
- 12年度収支決算案及び13年度予算案について。
- 12年度,13年度OECD−IGUS会議の報告。
- 委員長に田村昌三氏にかわり藤原修三氏就任。
- 編集委員会は,火薬学会誌 Vol.62,No.2〜Vol.63,No.1 及び EXPLOSION No.31,No.32,No.33 の刊行に対し下記の如く開催された。
- 第241回 平成13年5月8日
- 第242回 平成13年7月9日
- 第243回 平成13年9月10日
- 第244回 平成13年11月6日
- 第245回 平成14年1月15日
- 第246回 平成14年3月11日
2.火薬類に関する研究発表会,研究会,講習会。
- 研究発表会
- 平成13年5月17日(木),18日(金) 中央大学駿河台記念館において第60回通常総会及び春季研究発表会を開催,研究発表72件,特別講演2件,参加者は250名であった。
- 平成13年11月21日(水),22日(木) 熊本大学衝撃・極限環境研究センターにおいて,秋季研究発表会を開催,研究発表46件,特別講演2件,参加者は120名であった。
- 研究会
- ステップアップシンポジウム
日 時:平成13年8月31日(金)13:00〜17:00
於 日本化学会 501会議室
講演
- 「含窒素エネルギー物質の高性能化」 熊崎美枝子(産業安全研究所)
- 「火薬類から発生するガス成分に関する分析」 楠元研二(日本油脂)
- 「煙火原料火薬の計測と分析」 松井郁水(日本煙火協会)
- 「精製により推移する含有成分の分析」 松田圭祐(日本工機)
自由討論
- 火薬研究会 前出 第231回火薬研究会。
- 火薬学セミナーは,開催されなかった。
- 講習会
- 火薬類の製造と保安の講習会(主催:日本火薬工業会)平成13年9月6〜7日に共催参加した。
- 3.賞
- 平成13年度火薬学会賞は審査委員会で審査の結果,論文賞,技術賞,奨励賞各1名に授与されることになった。
- 論文賞 廣崎義一君(日本油脂株式会社)
「エマルション爆薬の爆轟性に関する研究」
- 技術賞 村田健司君(日本油脂株式会社)
「フッ素高分子を利用した圧力センサーの開発とその応用」
- 奨励賞 熊崎美枝子君(独立行政法人 産業安全研究所)
「アゾール類の熱分解に関する研究」
- 審査委員長:越 光男
- 審査委員:小川輝繁,加藤幸夫,北島英二,鳥飼隆顕,橋爪 清。
4.庶務の概要
- 第60回通常総会 平成13年5月17日
於 中央大学駿河台記念館 370号室
- 第60回評議員会 平成13年5月17日
於 中央大学駿河台記念館 670号室
- 第214回理事会 平成13年4月24日
於 日本火薬工業会会議室
- 第215回理事会 平成14年3月26日
於 日本火薬工業会会議室
- 運営委員会
- 第41回 平成13年4月17日
- 第42回 同5月8日
- 第43回 同6月5日
- 第44回 同9月18日
- 第45回 同11月14日
- 第46回 平成14年1月15日
- 第47回 同3月5日
- 会誌寄贈,交換
寄贈41ケ所・国内29ケ所,国外12ケ所。交換41ケ所・国内32ケ所,国外9ケ所。
- 5.平成13年度中の会員の移動状況 ( ○:増, Δ:減 )
| 平成13年 4月1日現在 | 平成13年度中の移動 | 平成14年 3月31日現在 | 備 考 |
移 籍 | 逝 去 |
名誉会員 | 8 (42) | 0 | 0 | 8 (42) | |
永年会員 | 69(110) | 9 | Δ1 | 77(120) | Δ 竹中 康 |
計 | 77(150) | 9 | Δ1 | 85(162) | |
| | 入 会 | 退 会 | | |
特別賛助会員 | 15 | 0 | 0 | 15 | |
団体賛助会員 | 22 | 0 | Δ2 | 20 | 川口屋,旭化薬 |
個人賛助会員 | 11 | 0 | Δ1 | 10 | 宮原 章 |
団体維持会員 | 18 | 0 | Δ2 | 16 | 新潟県,日本製鋼 |
個人維持会員 | 171 | 17 | Δ15 | 173 | |
正 会 員 | 590 | 35 | Δ84 | 541 | |
外国会員 | 20 | 0 | Δ7 | 13 | |
計 | 847 | 52 | Δ111 | 788 | |
合 計 | 924 | 61 | Δ112 | 873 | |
|