各専門部会・委員会は下記のように部会を開催し研究，討論，見学会を実施した。

（1）感度専門部会

• 第２１４回　平成１６年５月１２日（水）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. ＯＥＣＤ−ＩＧＵＳにおける議事および討議内容報告。
  2. 感度専門部会の今後の活動方針の検討。
  3. 各種感度試験方法の欧州規格についての入手希望調査。
  4. 平成１6年度見学施設決定「（独）消防研究所」
  5. 平成１５年度感度部会賞受賞記念講演（竹山象三氏，黒田英司氏）。
  6. その他。
• 第２１５回　平成１６年８月６日（金）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 摩擦感度試験方法に関する欧州研究機関（ＨＳＥ，ＢＡＭ，ＩＮＥＲＩＳ等）との共同研究に関する検討。
  2. 欧州規格入手状況報告。
  3. ＭＣＰＶＴの再現性に関する検討の中間報告。
  4. 感度専門部会の将来構想の検討。
  5. その他。
• 第２１６回　平成１６年１２月６日（月）１３：００〜１５：００
  於　東大工，１４号館４２９号
  議事：
  1. 落槌感度試験機におけるコロ端面の粗度が感度に与える影響の検討。
  2. 感度専門部会の将来構想の検討。
  3. 成１６年度感度専門部会賞候補者選定。
  4. その他。
• 第２１７回　平成１７年３月１６日（水）１３：００〜１７：００
  於　（独）消防研究所
  見学会：消防研究所内の見学。

（2）発破専門部会

• 第２０３回　平成１６年４月９日（金）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 発破振動と地震振動について検討。
  2. 発破工学セミナーについて。
  3. 本年度見学会について。
  4. その他。
  講演：
  1. 「地雷処理と機械について」…日立建機。
  2. 「ＩＳＥＥ参加報告」・・・角谷文彦（日本油脂）。　　
  3. 「最近の発破事情について」・・・橋爪　清（日本化薬）。
• 第２０４回　平成１６年６月２５日（金）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 火薬学会秋季大会について。
  2. 経済産業省保安実験について。
  3. 国内および海外見学会について。
  4. その他。
  講演：
  「発破の歴史について（ハウザーの式」------橋爪　清（日本化薬）
• 第２０５回　平成１６年９月２７日（月）〜２８日（火）
  国内見学会：滝沢ダムおよび叶山鉱山　
• 第２０６回　平成１６年１２月２７日（月）１５：３０〜１７：００
  1. 他学会報告。
  2. 国内見学会について。
  3. その他。
  講演：
  1. 「野外実験報告」　…勝山邦久（愛媛大学），緒方雄二（産総研）。
  2. 「デンマーク煙火事故について」…橋爪　清（日本化薬）。
• 第２０７回　平成１７年３月１日（火）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室　
  1. 火薬学会関係の報告。
  2. 他学会関係の報告。
  3. 火薬学会誌発破特集号の状況。
  4. 次年度事業計画。
  5. その他。
  講演：
  
  1. 「燃料電池用水素の話」…佐藤保和（財団法人　エネルギー総合工学研究所）。
  2. 「メタンハイドレート研究状況」…緒方雄二（産総研）。

（3）爆発衝撃専門部会

• 第１７６回　平成１６年６月１１日（金）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 部会長挨拶。
  2. 前回議事録の検討と承認。
  3. ステッアップシンポジウムに関する報告。
  4. 近距離見学会について。
  5. 火薬学会規格の見直しについて。
  6. 威力評価について。
  7. その他。
• 第１７７回　平成１６年７月２８日（水）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 部会長挨拶。
  2. 前回議事録の検討と承認。
  3. 火薬学会規格の見直しについて。
  4. ステップアップシンポジウムについて。
  5. 近距離見学会について。
  6. その他。
  第１回威力評価研究会
  講演：
  
  1. 「煙火の威力評価はできるかー煙火原料火薬の威力評価」・・・畑中修二（日本煙火協会検査所）。
  2. 「爆発時の飛散物による影響評価」・・・三宅淳巳（横浜国大）。
• 第１７８回　平成１６年１０月１日（金）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 部会長挨拶。
  2. 前回議事録の検討と承認。
  3. ステップアップシンポジウムの報告。
  4. 火薬学会規格の見直しについて。
  5. その他。
  第２回威力評価研究会
  講演：「米国及びＮＡＴＯの保安距離基準に関して」・・・吉田正典（部会長）。
• 第１７９回　平成１６年１２月６日（月）１５：００〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 部会長挨拶。
  2. 前回議事録の検討と承認。
  3. 遠距離見学会の報告。
  4. 火薬学会規格の見直しについて。
  5. その他。
  第３回威力評価研究会
  講演：「爆発破片による人体損傷（爆発破片に対する保安距離）」・・・黒田英司（産総研）。
• 第１８０回　平成１７年１月１７日（月）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 部会長挨拶。
  2. 前回議事録の検討と承認。
  3. 火薬学会規格の見直しについて。
  ４．その他。　
  第４回威力評価研究会
  講演：「殉爆安全性について」・・・吉田正典（部会長）。
• 第１８１回　平成１７年３月１１日（金）１４：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 部会長挨拶。
  2. 前回議事録の検討と承認。
  3. 来年度の事業計画の検討。
  4. 火薬学会規格の見直しについて。
  5. その他。
  第５回威力評価研究会　
  講演：「爆風圧による安全性評価」・・・中山良男（産総研）。
• 見学会
  平成１６年１０月８日（金）　１４：３０〜１６：４０
  岩谷産業株式会社　有明水素ステーション

（4）プロペラント専門部会

• 第１０９回　平成１６年６月１１日（金）１３：００〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  研究会：
  1. プロペラントハンドブック資料のとりまとめおよび調整。
  2. 本年度計画。
  3. その他。
• 研究会
  平成１６年７月３０日（金）１４：００〜１７：００
  於　宇宙科学研究本部Ａ棟７Ｆ会議室
  火薬原料を用いた救命機器に関する研究並びに火薬原料のエネルギー変換技術に関する意見交換。
• 第１１０回　平成１６年８月２０日（金）１３：００〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
• 第１１１回　平成１６年１１月５日（金）１３：００〜１７：００
  於　東京大学工学部５号館３Ｆ会議室
  講演：
  「鳥人間と風洞」・・・安部建一（日本大学理工学部宇宙工学科講師
  研究会：
  1. プロペラントハンドブック資料の調整。
  2. その他。
• １１２回　平成１６年１２月２０日（月）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室 
  講演：「産学協同研究について（アメリカの手法）」・・・久保田浪之介（部会長）　
• 第１１３回　平成１７年３月１１日（金）１３：００〜１７：００
  於　日本火薬工業会　３階第３会議室
  研究会：　プロペラントハンドブックの内容に関する打ち合わせ。
  プロペラント部会サブ研究会（宇宙産業技術研究会）：宇宙産業における火薬類の新たな応用技術について。
  メンバー：羽生宏人（座長），野副克彦，清家譽志男，芝本秀文，伊藤旭人，笹平理朗。 　　

（5）火工品専門部会

火工品専門部会は，見学や講演を含め７回の部会を開催し，情報交換と関連分野の知識の習得を図った。
また，起爆薬関係の化学的廃棄処理に関する調査を実施し，これを整理しＥＸＰＬＯＳＩＯＮ，学会誌に発表する活動を始めた。

• 第５５回　平成１６年４月３日（土）〜４日（日）
  於　ホテル日航豊橋（煙火部会と合同）
  1. 村松煙火にて祭礼準備の見学（石巻小野田町）。
  2. 祭礼見学（手筒多数と金魚等）。
  3. 勉強会。
• 第５６回　平成１６年６月２４日（木）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  1. 起爆薬の分解処理について検討。
  2. 厚狭郡山陽町西日本花火事故報告。
  3. 学会誌レビュー。
• 第５７回　平成１６年７月２９日（木）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室

  講演：「起爆薬の分解処理について」・・・大杉俊彦氏　
  １．起爆薬の分解処理について検討。２．連絡事項。

• 第５８回　平成１６年１１月１２日（金）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  1. ＥＸＰＬＳＩＯＮ投稿原稿「アジ化鉛の化学分解処理」について検討。
  2. 連絡事項。
• 第５９回　平成１６年１２月１４日（火）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  講演：「ＤＤＮＰの化学分解処理」・・・酒井　洋氏
  1. ＤＤＮＰの化学分解処理について検討。
  2. 今後の進め方について。
• 第６０回　平成１６年１２月２０日（月）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室（プロペラント部会と合同）
  講演：
  「産学協同研究について（アメリカの手法）」・・・久保田浪之介（プロペラント部会長）
  １．連絡事項。
• 第６１回　平成１７年３月１８日（金）１０：００〜１３：００
  於　日本火薬工業会会議室
  1. ＥＸＰＬＯＳＩＯＮ投稿原稿「ＤＤＮＰの化学分解処理」について検討。
  2. 今後の進め方について。

（6）煙火専門部会

煙火部会は，見学を含め５回の部会を開催し，煙火の情報交換と基本配合組成の確認や新技術の知識習得を図った。

• 第1７回　平成１６年４月３日（土）１３：００〜２１：００
  於　ホテル日航豊橋会議室＆村松煙火工場
  講演：「手筒花火について」・・・畑中修二（部会長）
  見学：手筒花火の填薬と伝統花火の見学。
• 第１８回　平成１６年５月２１日（金）１３：００〜１６：３０
  於　日本火薬工業会会議室
  議事
  1. 煙火における代表組成について討議。
  2. 煙火輸送分類に関する国連動向。
  3. ９月以降の部会内容の討議。
• 第１９回　平成１６年９月２２日（水）１３：００〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 台湾における煙火関係法令と煙火の検査について。
  2. 煙火輸送分類に関する国連動向について。
  3. 平成１６年度煙火関連実験の概要について。
  4. 新技術の紹介。
  5. 国内各研究機関の研究状況について。
• 第２０回　平成１６年１２月１３日（月）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室 議事：
  1. 野外実験の速報結果について。
  2. デンマークの煙火事故概要について。
  3. 産総研と九工大での煙火研究状況について。
  4. 危害予防技術の検討。
• 第２１回　平成１７年２月２４日（木）１３：３０〜１７：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 国際花火シンポジウムの概要と部会開催について。
  2. 新技術の紹介。
  3. 野外実験の追加実験の況説明。
  4. 来年度の部会の活動方針について。

（7）分析専門部会

• 第５５回　平成１６年９月１３日（月）１３：００〜１５：００
  於　日本火薬工業会会議室
  議事：
  1. 平成１６年度活動方針について。
  2. 火薬分析データベースの作成。
  3. 分析に関する講習会開催の検討。
  4. 国際会議，国際会議の報告。
  5. 最近爆発物使用事件の紹介。

（8）企画委員会

企画委員会は，火薬学会の会員サービス，広報活動を中心に活動し，広報小委員会を下記の通り開催した。
於　東京大学工学部５号館　６０７号室

• 第１回　平成１６年５月１１日（火）１７：００〜１９：００
  サーバ管理の外部委託，オンラインジャーナル化について検討。
• 第２回　平成１６年７月１２日（火）１６：００〜１８：００　
  サーバ移行スケジュール，オンラインジャーナル発注仕様について検討。
• 第３回　平成１６年８月２０日（金）１６：００〜１８：００
  ＥＣＤ−ＩＧＵＳ資料掲載状況の確認，サーバ管理方法，オンラインジャーナルＷＥＢ画面の検討。
• 第４回　平成１６年１１月１０日（金）１６：００〜１８：００
  サーバ移行作業の確認，ドメイン名の検討。
• 第５回　平成１７年１月２５日（火）１６：００〜１８：００
  サーバの運用状況，メーリングリスト開設の確認，ドメイン名確保について検討

（9）環境安全委員会

環境安全委員会は，威力小委員会は爆発衝撃専門部会，安定度小委員会は感度専門部会に吸収し継続して活動をする。安全情報小委員会と環境対応小委員会は従来通り各テーマについて活動した。

（10）国際委員会

国際委員会は，エネルギー物質に関する研究者及び研究機関に関する国際情報を整備し，研究交流をを推進するとともに学会の国際化を推進。また，本年度開催された，ＯＥＣＤ−ＩＧＵＳの情報を翻訳し学会のホームページに掲載した。

（11）編集委員会

編集委員会は，会誌　Vol.65,No.2〜Vol.65,No.1　及び　EXPLOSION No.40,No.41,Ｎｏ.42の刊行に対し下記の如く開催された。

• 第２５８回平成１６年　５月 ７日
• 第２５９回平成１６年　７月 ９日
• 第２６０回平成１６年　９月１３日
• 第２６１回平成１６年１１月 ８日
• 第２６２回平成１７年　１月１８日

ステップアップシンポジウム
日時：平成１６年９月１０日（金）１３：３０〜１７：００
於　日本化学会　化学会館　６０１号室
講演：

1. 詳細反応モデルを用いた水素空気１次元デトネーションの数値解析
   　　　大門　優（慶応義塾大学）
2. 高精度爆風評価のための大規模３次元計算
   　　　佐分利　禎（東京工業大学）
3. 爆轟波伝播状況シミュレーション
   　　　利　　紀之（日本工機）
4. 流体力学コードによる高エネルギー物質の衝撃起爆過程の評価
   　　　久保田士郎（産総研）

第４回計算機火薬学講座
日　時：日　時：平成１６年９月６日（月）〜７日（火）
於　�鰍bＲＣソリューションズ東京本社研修ルーム
講師：田中克己（産総研），永山邦仁（九州大学・工），片山雅英（ＣＲＣソリューションズ）

1. ＡＩＳＴＪＡＮによる気体の爆轟特性計算法
2. ＫＨＴによる火薬の爆轟特性計算法
3. 衝撃Hugoniotの状態方程式の理論と実際
4. ＡＵＴＯＤＹＮの新バージョンの使用法

火薬類の製造と保安の講習会（主催：日本火薬工業会）平成１６年９月６〜７日に共催参加した。

平成１６年度火薬学会賞は審査委員会で審査の結果，学術賞（１名），奨励賞（２名），に授与されることになった。論文賞は該当者なし。

• 学術賞　中村英嗣君（九州工業大学大学院工学研究科）
• 奨励賞　中村雄一君（日本油脂株式会社）　　「二爆薬の爆轟から発生する超高圧に関する研究」
• 奨励賞　加藤勝美君（東京大学大学院新領域創成科学研究科）　「ニトロセルロースの自然発火に関する研究」

• 審査委員長　越　光男
• 審査委員 加藤幸夫，北島英二，鳥飼隆顕，中村重幸，枩沢俊雄，松永猛裕。

1. 第６３回通常総会
   平成１６年５月１３日　　於　学術総合センター一橋記念講堂
2. 第６３回評議員会
   平成１６年５月１３日　　於　学術総合センター一橋記念講堂中会議室
3. 第２２１回理事会
   平成１６年４月１４日　　於　日本火薬工業会会議室
4. 第２２２回理事会
   平成１６年５月１３日　　於　学術総合センター　一橋記念講堂
   
5. 第２２３回理事会
   平成１７年３月１８日　　於　日本火薬工業会会議室
6. 運営委員会
   • 第６２回　平成１６年６月１６日
   • 第６３回　同　８月１１日
   • 第６４回　同　１０月８日
   • 第６５回　同　１２月１０日
   • 第６６回　平成１７年２月１８日
   • 第６７回　同　３月１１日
7. 会誌寄贈，交換
   寄贈５１ケ所・国内３４ケ所，国外１７ケ所。交換８ケ所・国内４ケ所，国外４ケ所。